①実績で裏付けされた革新的技術
ANNIX&ONTE CNC油圧ハンマーは、U字形アンビルとフレームが一体となった強固な構造からなっており、打撃時の音及び振動が小さく、エネルギー源となるコンプレッサを使用しないことで(※)、最適な油圧駆動システムを使用しているので、低エネルギーコスト及び正確なエネルギーコントロールによる最大効率の確保、自動化への適正、製品精度の高さ、最善の型寿命、シンプルで安全な操作性を備えたコストパフォーマンスに優れた機械です。
②安定した鍛造精度
総合バランスに優れ、単体でU字形であるアンビルは、強固な鋳鋼製であり、ガイドシステムは、ラムの熱膨張に関わらずほぼ一定のクリアランスを維持し、焼入れ窒化(ちっか)されたガイドは、当たり面も広くフレームにボルトで固定され、クリアランス調整もガイド裏面にシムを取り付けるだけで、終日安定した精度での鍛造が可能です。
③シンプルな油圧駆動システム
打撃下降用とラム上昇用は同じ圧力で常時シリンダー内に発生させピストンヘッド部とピストン側の断面積の違いプラス落下部重量の加算によって打撃を行う、逆に打撃終了後打撃下降用のバルブは閉じ、上昇のみが素早く働くため、金型の接触している時間が短く、金型の受けるストレスが大幅に低減できます。
④簡単なCNCコントローラー
ブロー数、打撃エネルギー、ブロー間の時間等をあらかじめ設定する事によって、正確に実施され、そのプログラムがコントローラーにあるディスプレーに表示されます。
⑤高い信頼性
ANNIX&ONTE CNC油圧ハンマーは、基本的な設計を基に20年以上が経過。その間も絶えず技術革新をくり返し、最適なテクノロジーと安全・安心を提供すべく、使用部品も入念に選択して試した電気部品を使用し、全体的に最適な材料を使っているので、運転上の信頼性が大幅に向上し、世界中で400台以上が稼働しています。
⑥極めて低いランニングコスト
エアースタンプハンマーと比較して約1/2のモーター容量となります。ポンプ、モーター等の油圧駆動機構がマニホールド上に設置され、ハンマー上に一体となっている為、
効率が非常に良いです。
⑦環境を考慮した構造
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アンビルとフレームが一体中実鋳鋼で強固な構造となっており、ラムとの重量バランスも最適。その為、衝撃音・振動も低減され、エネルギー損失も小さく効率の高いハンマーです。また、オプションである経済的なバネ式緩衝器を据え付ける事で衝撃絶縁率は80%以上です。
⑧本体に組み込むラム・ソーブロック
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高剛性フレームを採用することで、摩耗を低減し鍛造精度を上げる目的から、ANNIX&ONTE 油圧ハンマーは油圧下降駆動機構を備えています。これには丈夫な鋳鋼でできた統合コラム付で単体・U字形のアンビルが付属されています。
寸法に余裕を持たせたソーブロックは、標準仕様で金型鋼でできています。これは金型によって短時間で変形及びささくれが生じるのを避けるためのものです。このソーブロックの形状は、曲げ応力を受けず、金型用のくさびを閉めすぎてもハンマーのフレームに悪影響を生じないようにするためです。
ご要求がある場合、このハンマーに油圧のノックアウトを取り付けることができ、これによって本機の汎用性はさらに拡大します。
ハンマーフレームに固定され、焼入れ・窒化(ちっか)処理された広い面積を持つガイド面は、本体の中心からできるだけ離して位置決めし、フレームに対するラムによるねじれに耐える様にします。このガイドはまた、鍛造時の偏荷重にも十分耐える構造となっています。
ANNIX&ONTE 油圧ハンマーには、スライドの調整機構を備えていません。その理由は、フレームとラムが同じ温度で維持された場合、スライドの隙間がほとんどなくても作業できる事を考慮し、長時間使用した後ガイド面が摩耗した場合、ラムを外さなくてもシムを入れる事で短時間で修正可能です。
スライドガイドの潤滑剤の量を調整する機能を備えた自動潤滑が行われるので、長時間精度維持が可能です。
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⑨ラム・ピストン・ラム固定ピン+安全
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ANNIX&OTNE 油圧ハンマーの油圧ハンマーの品質上の特徴は次の通りです。
U字形一体鋳鋼に取り付けられるソーブロックは、SCM440を6面鍛造し高度な加工精度でアンビルに固定されています。
ラムはSCM440を6面鍛造し、高度な加工精度でフレーム間に挿入し、フレームに固定された焼入れ・窒化(ちっか)処理された広い面積のガイドによって鍛造時中心から外れた荷重が加えられても傾斜に耐える構造となっているので、ほぼ一定のクリアランスを維持する事が可能です。ピストン棒はSNCM439を鍛造・熱処理加工し、長寿命で安定した生産が可能です。
安全面においても、鍛造を中断し金型上で作業する場合、ラム固定用のシリンダーによって自動的に固定されると同時に、制御回路が自動的に遮断されます。足踏みスイッチから何らかのトラブルで作業者が離れた場合、予め設定した時間を過ぎた時は速やかに機械をロックします。
⑩油圧で下降、打撃エネルギー等を制御
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この便利なシステムでは、時間をベースに制御された油圧をピストンの頭部に加えます。
このシステムは、短いストロークで大きな加速を行う事であり、一連の打撃を高速で行う事を可能にしています。打撃エネルギーは、油圧と自重落下によるエネルギーの組み合わせです。ピストンの下側にある環状の面上に安定した圧力を加える事で、極めて小さな打撃エネルギーと打撃の後、ラムを直ちに引き当てる事も可能にしています。後者は接触の時間が短いと金型の寿命を延ばす事になるので、特に重要です。
油圧の油の温度を自動的に制御し、連続して濾過する事と油圧駆動機構は、できるだけ配管経路を少なくし密閉形状です(使用部品:レックスロス、ハイダック)。
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⑪ユーザーが望む電子制御
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CNC油圧ハンマーの全ての機能は、プログラム式電子制御ユニットによってコントロールされ、意図しない運転に対して保護する為の自己監視装置を内蔵し、ユーザーが望む運転モードに対応。コントロールユニットについては、三菱電機及びシーメンス(ドイツ)から選ぶことが可能です。
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⑫運転制御
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5〜100%までの範囲で、足踏みペダルを踏むことで実行されます。また、希望する順序、数でも打撃を開始することが可能です。
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⑬プログラム制御(KOが無い場合)
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三つの足踏み式スイッチによって下記の任意項目でのプログラム制御が可能です。
1)打撃エネルギーと打撃の間の時間間隔を1個または9個に予めプログラム設定が可能。
2)予め設定したプログラム連続開始を第一の足踏み式ペダルで開始。
3)足踏み式ペダルから足を離すと、プログラム連続が中断され、再度踏むことでプログラムを続けることができます。
4)第二の足踏みペダルを操作することにより中断したプログラムをリセットし、開始地点に戻すことができます。
5)第三の足踏みペダルを利用することで、予め設定したプログラムが中断している間、設定した打撃数、エネルギーでの追加ブローが可能です。
6)KOがある場合、第二のペダルでKO動作。
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